渡瀬を茶化していたうちの一人、隣の席の藤本。


「冬月おはよ!また本読んで・・・。相変わらずだな(笑)」


と声をかけてきた。


本を読んでいた私は、本から目線をかえずに、無愛想な感じで、



「おはよ。」


と一言だけ言った。