窓から差し込む優しい太陽の光

心地よい風が、髪を揺らす。


窓の外の風景はいつも変わらず殺風景な白いグラウンドが
広がっているだけで

授業の退屈しのぎにもならない。


せめて話し相手がいてくれれば、こんなにも
退屈しなくて済むのだが


私の前、斜めの席の子は熱心にシャーペンを動かしていて、
とても話してはくれなさそう。


隣の席の子は・・・

「・・・スゥ・・・・・」





気持ち良さそうに熟睡中。


いちばん後ろだからってこんなにも熟睡していて
いいのか・・・


太陽の光に照らされて透けるような白い肌に
さらっとした黒髪。
幸せそうな寝顔は、きれいに整っていて
つい見とれてしまうほど。

こんな寝顔をこちらに向けて眠られてしまうと
ドキッとしてしまう。



そんなモテ男君のこんな寝顔を見られるのも
この席だけの特権・・・


こんなにもきれいな寝顔を向けるなんて
反則だよ。