隊士達に応えるように
近藤さんがその場に立ち上がった。




高まる期待とは逆に私は俯き顔には影が差す。




「あ〜、んん....
我々は会津藩から新たな名を頂いた

新しいに選ぶ、組と書いて



新選組 だそうだ!



この名に恥じぬようより一層、
隊務に励むように!」




「オオッ!!」




言葉こそ短いものだったが
隊士達の士気を上げるには十分だったようで声が揃ったことがその証拠。




「新選組....」




その日から壬生浪士組は新選組と名を改め、より一層恐れられていった。