非番の日は今週の水曜だ。


 それまで仕事である。


 月曜の午後二時過ぎに、島田が、


「トノさん、やっぱ射撃訓練しようよ。腕が鈍ると、いざと言う時にさ」


 と言ってきた。


「ああ」


 一言端的に返し、銃を持ってから、地下の射撃訓練場へ歩き出す。


 幾分冷えた。


 だが、一度やると決めたことだから、実行する。


 島田も俺と並び、付いてきた。


 そして射撃訓練場で銃を取り出す。


 銃底部の安全装置を外し、的に向かって正眼に構える。


 パンパーン。