と訊いてきた。
「いや。課長は関東六王会の連中のことが気に掛かっておられるらしい。俺も気にはなるんだ。だけど、ここの署の刑事課のデカが総出で摘発に動いても壊せる組織じゃない。だから、組対に任せる方がいいって言ったんだ」
「まあ、トノさんの意見が正しいね。俺も思ってますよ。課長もキャリアなんだし、早く手柄を立てて、所轄暮らしから抜けたいんだろうってね」
「そうだよ。シマさんもそう思うだろ?単なる課長のエゴだよ。気ままで自分勝手だから、所轄の刑事課長やらされてることに気付いてないんだろうな」
そう言うと、島田が急に表情を変え、
「トノさん、今日予定ある?」
と訊いてきた。
「うん。パソコンで文書類整理したら、時間開くけど」
「射撃訓練しない?腕が鈍るとまずいから」
「ああ。定期的にやっておかないと、いざと言う時に困るからな」
「じゃあ、午後三時から訓練しよう」
「いや。課長は関東六王会の連中のことが気に掛かっておられるらしい。俺も気にはなるんだ。だけど、ここの署の刑事課のデカが総出で摘発に動いても壊せる組織じゃない。だから、組対に任せる方がいいって言ったんだ」
「まあ、トノさんの意見が正しいね。俺も思ってますよ。課長もキャリアなんだし、早く手柄を立てて、所轄暮らしから抜けたいんだろうってね」
「そうだよ。シマさんもそう思うだろ?単なる課長のエゴだよ。気ままで自分勝手だから、所轄の刑事課長やらされてることに気付いてないんだろうな」
そう言うと、島田が急に表情を変え、
「トノさん、今日予定ある?」
と訊いてきた。
「うん。パソコンで文書類整理したら、時間開くけど」
「射撃訓練しない?腕が鈍るとまずいから」
「ああ。定期的にやっておかないと、いざと言う時に困るからな」
「じゃあ、午後三時から訓練しよう」