これでお化粧してないんだから、笑うしかコメントはないだろう…
男たちはやっと口を開きかけたが、パクパクと魚のように動かすと、また口を閉じた。
この沈黙を破ったのは沈黙を作った本人…
「なっ!いきなりなにするんですかっ!?帽子返してください!!!」
そして大げさに手の緩んだ男から帽子をひったくると、ギュッという効果音が鳴るくらい深く頭に再度かぶった…
私は小さくため息をついて、まだフリーズしてる男をちらっと見て、「連れが来たんで…」
小さく呟いてあのこのもとに踏み出そうとしたら、「ま、まてよ…」
小さく男のひとりがつぶやいた…
そしてニヤリと笑うと、
「こんな大物がいるとはな…今日はついてるなぁ~あとでたっぷり気持ちいいことしような」
はぁ~?
ガンをとばしてやろうとしたけど、さすがの私でも言葉に詰まった