「それこの前も言ってたわよね~」

あらあらなんと思ってたことがだだ漏れで母に聞こえてたらしい。

くっそぉ~
私のお口ちゃんめ~

まぁ~確かに綾ちゃんと出掛けるのは珍しくもなんともない

でもでもっ!
いつまで綾ちゃんと休日デート出来るか分かんないんだよ!?

もし綾ちゃんに好きな人でもできたら…
考えただけでもゾッとする


今一緒に出掛けられるのはそういった人がいないからで、心から安心する…

大親友の幸せを願えないなんて…

「私……いけない子?」

「はいはい。そんな暇あったらさっさと準備しなさい。まだあなた寝起きじゃない…友達またせるんじゃないわよ?」