「う、嘘よ!!!
彼、言ってたもの、」
「なんて?」
「“俺は頭がデカイからいっぱい知識が入ってるんだ!"って言ってたのよ。」
バカだ、先輩の彼氏ってバカだよ。
「へぇー、でもそれって多分違いますよ。
あなたの彼氏の頭の中には、下心しか入ってませんでしたよ?
私が勉強教えたとき、“今、俺彼女いるんだけどさ、あいつスタイル良いんだよ。だから、そろそろ食えるかなって"
ですって。」
ただの、変態な人だな。
「っ!!
もぅ、いいわよっ」
と、先輩の目には涙が溜まっていた。
「行くわよ!皆」
軍団を引き連れて、帰って行ったのだった。