「あの事故以来わたしは
サッカーができなくなったの!

大好きだったサッカー。
大好きだったお母さん。
大好きだったお父さん。

いっきに大切なことが失ったの!」

雅人も可哀想にっておもうよね
別に同情されたくて話してるんじゃない
事実を言わないと行けないの。


「だから、全国全国うるせーのか!」
えっ、笑顔?

「俺はさ、お前が大切なものが
いっきになくなっても俺はいなくならないし菜緒ができなくなったサッカーで俺は菜緒を全国に連れてってやる!!」

雅人……
私は馬鹿だ…。
ちゃんと理解してくれてる人がいるんだね。雅人はかけがえのない存在。


「雅人…ありがとう……」
「なくなよ?泣き虫!」
「泣き虫じゃないもん!」

雅人は私に触れるだけのキスをした。
この幸せがずっと続きますように。