驚いた。下っ端たちが全員集まってんだよ。




『みんな、ピアスつけたー?』




下っ端「はい!」




下っ端たちの耳には、銀の龍のピアス。




俺らに渡されたのは金の龍のピアス。

楓のは少し女の子風にしてあるみたいだ。




颯汰「このピアスを買ったのは慎人、
デザインはありさのお母さんがやってくれたんだよ!」




なるほど。だから黒薔薇はこき使われたのか。




慎人「値段など気にせず、使ってくださいね」




冬馬「……………あぁ!ありがとう!!」




俺は一生この日を忘れねぇ。

このピアスは宝物だ。