凛「お兄ちゃんも何か良いなよー!」




「普通にウマい」




『ありがと』




ありさはそう言いながら笑った。
めっちゃ綺麗な笑顔だったのは、俺だけの秘密にしておこう。




翼「えー!お姉ちゃん、もう帰っちゃうの?」




『もう夜だからね~、ごめんね?』




凛「凛、もっと遊びたかったのに!」




『まだ今度遊ぼう??』




ご飯も食べ終わって夜の9時、
今日は早く父さんが帰ってきた。




「ありさちゃん、だったね。
今日は本当にありがとう」




『いえ!私でよければいつでも遊びに、ご飯作りに来ますよ!』




父さんがここまで笑顔になったのも久しぶりだ。




ありさの力はやっぱりすごい…。