「は?ジャンプって...年越しとかじゃないんだから...ぷっバカじゃーん!」
私も思わずつられて笑ってしまった。
「とーりーあーえーず!中に入ろうぜ!」
私は祐也にたもされるままベランダから、部屋の中に入った。
今日は中学の時の友達が私の誕生日を祝うために集まってくれた。
といってもお菓子とかお酒とか囲んで喋ってるだけなんだけど。
「てか明日でよくない?なんで前日の夜中に集まってんのよ」
私は座りながら、やれやれといったジェスチャーをしてみる。
「なーんで?って、そら!それは3月20日になった瞬間にみんなでおめでとー!っていいながらジャンプするために決まってるでしょー!嬉しくないのー?!」
ここにもバカが...
このこは本田 蜜柑 (ホンダ ミカン) 20歳
みかんも祐也と同じで中学からの友達。
祐也と似て楽しくて可愛い私の親友。
「嬉しいけどー!なんでジャンプなのよ〜」
怒った風に言ってみるけど実際楽しくて仕方がないわけで。
みんなもそれをわかってて。
そんなみんなわかってる感じが私は大好きで。
「ジャンプしたら楽しいらしいぞ!そこのバカ2人が立証してたわ。とにかく飛ぶぞ!空!」
中田 竜耶 (ナカタ リュウヤ) 20歳
彼も中学からの友達。
竜君はとってもかしこいけどノリが良くてみんなの理解者。
中学の青春はほとんどこいつたちと過ごした。
みんな優しくて大好きで私の自慢
「じゃあ、よし!飛ぶぞ!」