「ソラ〜何してんの?」
人がどんな思いかも知らずにこいつは...
「残りわずかな19歳を噛み締めてました。」
「ぷっ...」
そんな適当な答えに、お前らしいな。と笑い出す。
彼は木田 祐也 (キダ ユウヤ) 20歳
中学の時からの友達で、祐也とは男女関係なく仲のいい友達。
よくみんなには「付き合ってんの?」なんて言われることもあるけど祐也とは兄弟みたいなものだ。
「とにかくさーベランダで乙女ぶるのもいいけど、中でみんなで遊ぶぞ!あと準備もしなくちゃな!」
私の気持ちはまるっきり無視して大きい口をにぃっとあげて笑う祐也。
「てか、準備ってなんの準備よ?」
「そりゃあお前、日付変わる瞬間にジャンプすんに決まってんだろ!その準備だよ!」
満面の笑みで楽しそうに語る祐也。
祐也のバカな笑顔にはいっぱい助けてもらったな。