純粋な子犬みたいな顔をしているから、奴の本性に気付かなかった。 碧の大ファンのあたしは、完全に碧の魔法にかかっていたのだ。 他人と同居するなんて、マトモに考えたらおかしい。 それをいとも簡単に提案するような人なんだ、蒼は。 それに…… 頭の中に浮かぶ、色っぽい碧の表情。 熱っぽくて、胸の中を掻き乱されて、エッチな妄想をしてしまう。 あんな表情が出来る蒼は、やっぱりただものではない!