声を荒らげた男は一瞬のうちに
二人の男を倒した。



《チッ!覚えとけよ!》

お腹に手を当てながら走り去って行った男たち。




「大丈夫か...?」


私は、その綺麗で...どこか悲しい目をした彼に見とれた。


「おい...」

「あっ...!すいません。ありがとうございました」


と、告げ立ち上がる。



「そんな格好してるからだろ...」


...?
てか、そのホストの格好...うちのクラスだよね!?





「君は...誰?」

「誰も言わないって約束しろよ?」

「はい!」

その俺様口調に思わず敬語になる。




次の瞬間、私は耳を疑った。