「私と奏斗くんがキスしてるフリをすれば
きっと、ヤキモチを妬くわ。」


...キスしてるフリ?

それでも俺は嫌だと思った。



でも、ヤキモチを妬かれるのは嫌じゃない。
むしろ嬉しすぎる。






俺はあんなことが起きるとも知らず
その夢の罠にまんまとハマった。