「私……今もひーくんが好きです……」 私はひーくんの背中に腕を回した。 「だから……私を彼女にしてくださいっ!」 「え……!マジで……?」 「うん……っ」 私は大きくうなずいた。 「これから……よろしくな?はーちゃん……いや、初奈」 「うん!」 「大好き、初奈」 「私も……大好き、です」 陽太くんは笑顔の私に、 優しくて 甘い とっておきのキスをした――― キミへの合図はサクラの音色*END