「ひーくん、まるで別人みたいにかっこよくなってたから……気付かなかったよ……」
「そう?まぁ、幼稚園のときは内気で地味だったからな」
でも言われてみれば、ひーくんの面影あるよね。
「て、てか私………」
本人の前で、ひーくんのこと熱く語っちゃった………!
「ひ、ひーくんの前でひーくんの話しちゃった……」
は、恥ずかしすぎるんだけど……!?
「俺、はーちゃんからあの手紙もらうまで気付かなかったよ」
「え?」
「これ」
陽太くんはおまもりからもう1枚、紙を取り出した。
そこには、幼稚園のときのぐちゃぐちゃな字が書かれていた。
え!?わ、私なんて書いたっけ……!?