『君のナイトを始末したら、ゆっくり殺してやるから、待っているんだ・・椎名シキ君』


奴はサディスティツクな笑いをしながら、未来に振り向こうとするが、そこに未来は居なかった。


視線を追いながら、未来を探すが・・・見当たらない。


未来は奴の背後を取り、隠していた小型セイバーで背中を貫いた。


未来は寄り掛かるように伴に倒れこみ、その反動でセイバーは余計に深く奴に突き刺さった。


『ぐっ・・・不確実な情報を・・・詠んで・・貴様・・・・』


血を口から吹き出しながら僕に向かい奴は手を向ける


『お前さえ居なければ・・ここで時間を変えなければ・・・』


最後の力を振り絞り朱色の閃光が手から放たれようとするのに未来は気付く。


倒れていた僕の前に、飛び付こうとすると、奴の閃光が未来の体を包んだ。


未来は僕の前に飛び付き盾になりその邪悪な光を受けた。