その話しを聞いたら、心が暖かくなった。




今までの自分は、もしかしたら他の人にとって邪魔だったり、しなくてもいい存在なんかじゃないかって思ったりした。





他にも、私がいなくなったところで何も変わらない。でも、少しでも償えるのなら…




とか思ってたけど、皆が私を必要としてくれているって分かったら、そうしてはいられないって思ったんだよね。





「私は・・・皆に救われたってことだね」





独り言のように小さく呟きながら、皆を待つ。





「もし、退院できたら・・・どうしよ」





なんか、もうそろそろ悠太をほっとけないんだよね。