その日はクラスのいつめんでお祭り

田舎だったからお祭りの規模は

すごく小さいお祭りだった

だから私達はすぐ飽きちゃって

近くにあったバスケットコートで
バスケしてたんだ。

「見てみて!あの人達何か楽しそうだよ!」

いつめんの実雨-ミウ-が指差す方には

スケボーに寝っ転がって

自転車の止めるところにつかまって

走っているちょっと悪そうな男子だった

「本当だぁー!楽しそー♪」

私もそれに便乗してジーっと見ていた

「実雨あの人達のLINEしりたい!」

「やめときなよ!あれ南中のヤンキーだよ」

真面目な春菜-ハルナ-が止めるけど
我が道を行くタイプの実雨はずかずかとLINEを聞きに行く

「あの!南中の人ですよね?」

「そーだよー!」

「スケボーのやつ楽しそー!」

「楽しいよー!」

「ねー!ねー!何年?」

「コイツとコイツは中1で俺とアイツとアイツは中2だょ!」

「あ!実雨達も中2だょー!タメだねー」

「おぉー!」

「LINE交換してー!」

「いいよー!」

「ありがとー!じゃあLINEしとくねー!」

「はーい!」

そんな会話が聞こえていたが試しに交換したか
訪ねたら

「ぅん♪したょ♪唯愛にも送っとくね♪」

「はぁ?!いらないから!」

私は実雨に瞬のLINEをもらった。

このままふつーの友達だったらね。