しかし、その頃、戦地のアレサンドロからモニカに手紙が届く。


そこには・・


”僕は生きては帰れないだろう・・

君は、他の男と結婚して幸せになってくれ”



そう記されてあった。そして、それが


アレサンドロからの最後の手紙となった。


その後、モニカの元に、アレサンドロの戦死の知らせが届く。


けれども、遺骨の戻らないアレサンドロを必ず生きて変えると信じ、


クリスチアーノと共に待ち続けるモニカ。



やがて、30年の月日が経ち、モニカは病に倒れる。


病床でモニカは、息子のクリスチアーノにこう告げる。




「私は、長くないわ・・もし、あなたのお父さん、

アレサンドロが帰って来たら・・

死ぬまであなたを愛してたって伝えてね・・」




そう言って、モニカは遂に息を引き取った。