照れ臭いけど、嬉しい。呼び捨て‥


私たち、ずっと前から一緒にいたみたいだね‥


きっとこれは運命なんだよ。


陸と私は、生まれる前から巡り逢う運命だったんだ‥



携帯を開いて、さっき赤外線通信で交換したばかりの連絡先をじっと見つめる。



海、山、陸でミヤマ リク‥何か大自然な名前でしょ!

そう言って無邪気に笑う陸を思い出す・・

思わずにやけてしまう。



今朝の悪夢の心の傷も、陸と過ごす幸せな一時にすっかり癒されていた。