「す、すみません!!」


急いで体勢を立て直し、茶髪の男子高生を見上げる・・




その瞬間、私の胸は高鳴った。




そのヘーゼルブラウンの美しい、吸い込まれそうに大きな瞳、


初めて降る雪のように白く汚れない透き通った肌、


真っ直ぐに通った鼻筋、


形のよい唇・・



こんなに美しい人を見るのは生まれて初めてだった。




はっと我に返った私・・
ヤバイ!見とれてたよ・・

が、外人?!留学生かな!?


「ソ、ソーリー!!」


勇気を出して言ってみる。

次の瞬間、その美しい人は、天使のような微笑みを浮かべた。


「ハハッ。どういたしまして。」