駅に着いた時にはびしょ濡れで、セーラー服から肌が透けていた。

陸にメールしなきゃ・・


「ごめん。今日は先帰るね。」


こんなに簡潔で素っ気ないメールを陸にするのは初めてだ。

すると、すぐに返事が届く。


「何かあったの?」


私は、それを無視した。



携帯をしまい、定期券を取り出し、改札を通り抜ける。



痴漢事件以来、一人で帰るのは初めてだった。

あの日以来、陸は、毎日登下校を私と共に過ごしてくれていた。






すると突然、男子高生に腕を掴まれる!!!!