「ひっ…ひ……!し、知らない!!知らないんだ!!!」 「……っち」 太刀を引き抜く 「馬車はもう役に立ちません。徒歩で行きます。そちらの方が安全です……フェイド卿はもうダメのようですし」 血まみれで倒れている巨体の男の腕をとり、脈を取るが、すぐに離れればギルの方を見た 「行きますよ、ギル様」 コトノは相手の腕を空いている方の手で掴み、ドアを蹴破った