三郷くん。三郷くん。

はぁ。はぁ。はぁ。ついた。


私は、三郷くんの病室を開けた



「咲子さん!!三郷くんは!?」


私は、三郷くんの元へと駆け寄った


えっ…。三郷くん…?


口には酸素マスクがつけられていていた。

「昨日の夜から容態が悪化したの。

いつ息が…うっ。」


咲子さんは、我慢していた涙が溢れだした。


「三郷くん…三郷くん!!!」


私は必死に三郷くんを呼んだ


「三郷くん、目を覚ましてよ…やだよ…」

お願い。三郷くん


「……さ………え……?」


うっすらと三郷くんの目が開いた。