自分の気持ちなんて話して励ましてくれるなんて。 なんていい人なんだろう…… けど、分かるって言っていたってことは 彼にもそんな経験があるっていうこと? 「そんな風には見えなかったな………」 フラレるような要素無いのに……… 「桜子〜!夕飯!」 「あ、はーいっ!」 わたしは1階からお母さんの声が聞こえ、 階段を駆け下り、 リビングへと入った。