「………もう俺無理。お前重い。
別れて。」



「え?わたし重い……?
え?何が?悪いところがあるなら
治すよ!?」




「それが重いんだよ!うぜー」



「……いっ」




彼氏の祐介に『重い』って
フラれてしまった。



そして、祐介は去り際に
わたしがあげたペアのブレスレットを
わたしに投げつけた。



地面に落ちてしまったブレスレットを拾い上げ、
ぎゅっと手のひらで握りしめた。