わたしはブレスレットを外し、
祐介に投げつけられたブレスレットと
一緒に買った箱に戻し机の奥へと押し込んだ。



「………っ。さようなら!」



また胸が痛んだけど涙が出るほどでは無かった。



ブレスレットを外すと本当に心がスッキリした気分。


もっと、祐介の事で引きずると思ったのに……



わたしはすぐにベッドに潜り込み、
目を瞑(つむ)った。



だって、



凄く気持ちよく寝られそうな気分だったんだもん。