その次の日、
女は処刑された。


処刑後の女の遺体は、
町の行方不明になっていた、

少女の遺体へと変わっていた。



町で有名な魔法使い、

『ジェリー・ディーズ』

に調べてもらった所、

『サドネ』

と言う団体に操られていたらしい。


ルシア王は、
愛する女の子の異変についても、

ジェリーに調べてもらった。


ジェリーは言った。

「記憶をなくすであろう…
体に異変が起こる。
すまない…何かはわからない。」


ルシア王は、驚いた顔をした…。


そして、


「悪魔はやはり悪魔なのか…
ジェリーよ、救ってくれ。
この子だけでも。
私はどうなっても良い。」

ルシア王は言った。


そして、ジェリーは
大きく頷いて、


「知り合いに頼んでみよう。」

と言い女の子を連れて、
お城を去って行った。


その後、ルシア王は
自分が眠りに着く前に、

海に浮かぶお城の王子、

『エメラルダス・ワーカー』

を、次の王として引き入れた。


エメラルダスは
とても優しい男である。


そして、
ルシア王は永遠の眠りに着いた。