女が待っている部屋に、
ルシア王は1人で入った。


「やあ、ユリーナ。」


「はぁい。ルシア…」



女は笑うのはやめて、
悲しむようにしたを向いていた。


「ユリーナ、なぜ剣を盗んだ?」


ルシア王は静かに聞いた。



すると、女はまた表情を変え、
ニヤニヤしながら、


「全ては、ライダーのために…
全ては、未来平和のために…」


そう言った。


女の目は赤くなり、
涙を流しながら立ち上がり、

ルシア王の耳元で、


「そなたの愛しい子…異変あり。
その時、そなた自身…
永遠の眠りに着くだろう。」


そう言った。



ルシア王は恐ろしくなり、

その場を離れた。