女の子が生まれて、
4年の月日が経った時、

じぶんはユリーナだと、
言い張る女が現れた。


ルシア王は心から喜んだ。


悪魔がやってくれたんだ!と…


だが、
女を見て女の子は泣いた…



ひどく大声をあげて泣いた。


ルシア王も少しずつ、
陽に当たることが
できなくなってしまった。


だが、
ルシア王は幸せだと感じていた。


幸せに暮らしていたがある日、
女が王家に伝わる、

『レッチルの剣』

を持ち去ろうとした。


お城の警備がすごいため、
すぐに女は捕まり、
牢屋に入れられた。


女は牢屋の中で
ずっと笑っていた。


その笑い声は、
町中に響き渡っていた。