…まあ、いるんだけどね?

うちの会社ではあるあの人は、時期部長である人。

でも、そんな人が熱血的に見てる?

馬鹿馬鹿しい。

こんなの熱血的に視線を送ったって容姿端麗だったら魅了する人がこの後

「好きなやつ」がいるなんていったら
…可笑しい人だ。

「そうなんだ」

「うん!で聞いたら、あの人が言ったの!!!"俺、移動することになっちゃった"…だって!バカだよね、移動するのになんで見るのよっって思わず突っ込みたくなったわ!」

ん?"移動する"?

「…それって、南居株式会社の派遣決定?」

「へ?」

私の発言にびっくりしたのか、
ポカンと口を開けて変な声を出す。

知らないんだな…美浜は。

「あ、いやなんでもないよ?なんか、そんな気がして」

「ふーん、あ、そろそろ、仕事始まるよ!」


え!?

「え?もうそんな時間?」

そう呟きながらマメに手に時計をつけた針を読み取る。

…午前7時だ…

まずい!
いつも規律に行ってたのに!


「美浜!遅刻じゃんか!」

咄嗟に手みていた私は顔をあげ話していた美浜に怒鳴る。

分かってて、騙すのは美浜の得意分野。
それだけはわかる。

2年前ここで就職しにきたときも、「私も初めてなんですよねー!」とかいいながら、

後で知ったことが…

普通社員で働いていたことだ。