あれ?これ、昨日言ってたものかな?
昨日課長が大袈裟にみんなを集めて「この新しい会社と合併が決まった」と言っていたけど。
これ…?と疑う内容だ。
新館っといっても、
目の前の大学がただ会社になるだけの話だと聞いていたので、
そんな目をすることなかったはずなのに。
なんで屋上にこれが…?
そう深く考えてしまっているところに、
遠くから誰かの声が聞こえた。
「炯香ー?炯香ー?どこにいるの?」
おもわず声のする方をみてみるとキョロキョロしていたのが彼女の距離が近かったので
私は声をかけてみた。
「あ、ここにいます」
「全くどこにいってたのよ。新館通知見たでしょ?」
距離がちかいせいか、案外すんなりと風が横切ることもなく聞こえたらしく、
苛立ちを露わにする彼女。
23歳、戸田美浜(とだみは)
美浜は普通の会社から選抜として選ばれた有名な社員で、二年前からながく私と同期として働いている。
唯一の友達、だ
「うん、でも今更ここの大学がそろそろ、なんてびっくりしたよ。」
「でしょでしょ?」
「…うん」
「私、できたら覗き込んでみようかなー?企業の人らしいんだけど!いろいろいるって聞いたんだよね!
ほら、お母さんも、そこに働いてたじゃん!」
「…南居(なご)設立企業のこと?」
「うん!最近ここらでは噂あるらしいし!」
昨日課長が大袈裟にみんなを集めて「この新しい会社と合併が決まった」と言っていたけど。
これ…?と疑う内容だ。
新館っといっても、
目の前の大学がただ会社になるだけの話だと聞いていたので、
そんな目をすることなかったはずなのに。
なんで屋上にこれが…?
そう深く考えてしまっているところに、
遠くから誰かの声が聞こえた。
「炯香ー?炯香ー?どこにいるの?」
おもわず声のする方をみてみるとキョロキョロしていたのが彼女の距離が近かったので
私は声をかけてみた。
「あ、ここにいます」
「全くどこにいってたのよ。新館通知見たでしょ?」
距離がちかいせいか、案外すんなりと風が横切ることもなく聞こえたらしく、
苛立ちを露わにする彼女。
23歳、戸田美浜(とだみは)
美浜は普通の会社から選抜として選ばれた有名な社員で、二年前からながく私と同期として働いている。
唯一の友達、だ
「うん、でも今更ここの大学がそろそろ、なんてびっくりしたよ。」
「でしょでしょ?」
「…うん」
「私、できたら覗き込んでみようかなー?企業の人らしいんだけど!いろいろいるって聞いたんだよね!
ほら、お母さんも、そこに働いてたじゃん!」
「…南居(なご)設立企業のこと?」
「うん!最近ここらでは噂あるらしいし!」