私がーーーーーー
あの南居株式会社の社員としてなる?
普段私なりに2年間もつづけた結果自分にとっては充実していたほうだ。
そんなにアイディアを持っていないし、
経済能力として向いてない
…と言われるくらいの、ただのアホな社員である。なのに、社長は笑顔だ。
いや、まさか、、
「社長。私そんなことしてないですよ」
そう断りをいれて、自分なりに考えた意見をいいたかった。
それなのに、
断りいれる私に笑顔を向ける。
「お前は俺だって認めてるくらいの優秀さがあそこに雇ってくれるよう推薦してくれているみたいでね。不思議だよなー」
…嘘でしょ?
「………。」
「だって。炯香、頑張りなさいよ」
美浜もそのことにびっくりしてないようににこりとわらってそんなことを口にする。
あぁ、なんてこった……
「事情はあるだろうがここは残しておくつもりだから、自由にいってこいよ」
「………」
「そうそう。頑張ってるのを活かせばいいのよ」
酷く拒絶している気がする。
気のせいなんだろうけど二人とも、汗だぐで苦笑いを浮かべて説得しているかのようにも見えて。
正直嬉しい、けど…
ここの会社はなんといっても私が大好きな会社であるため、離れ難い自分がいた。