「宏!今まで何してたんだよっ」



「うっせーな~」



「何時間待ったと思ってんだよっ」



まさかこの人が陽向さんの友達なんて‥


でも、悪い人じゃないのかも…
 

さっき助かったし


でも、外見が不良だからやっぱ怖いな

プルルルッッ


陽向さんの携帯がなった



「ゴメン 舞ちゃん具合悪いらしいから 

付き添おうと思うんだ

悪いけど、2人で遊んでて!!」  



ウソ~!!つ


なんでこんなことに‥‥

   


「ーどうすんの」


え、と‥‥


「‥とりあえず、何か乗りませんか?」  

「‥‥」


自分から聞いといて無視!?


「もういいです」



「‥何に乗りたい?」   



少し小さい声だったけど確かにそういった
  


「ジェットコースター!!乗りましょうっ」




ーこの時の私は彼の勇気を振り絞った言葉

に気づくことができなかった