「僕と付き合ってください!!」



 

よく晴れた空。



その威勢のいい声は校庭中に響く。





「僕・・・前から有馬さんのこと、いいなーっておもってて、、話してみたかったんだ。」



はあー・・・またか。



正直うざいんだけど、、




「えっ・・と、ごめん今はそういうの考えられないから。」


「いやー、いいよ・・じゃ・・」



男は今にも泣きそうな顔で去っていく。




可哀想だと思うけど、やっぱムリ。



男なんて信じられない。


あの日のことを思い出すから───