紘也くん...。








「オレのこと、嫌いになったか?」








「なるわけないでしょ。辛かったね、紘也くん。」









そう言ってまた紘也くんを抱きしめた。










「レイ...。」










(レイと一緒にいたい...。いつのまにかレイじゃないとダメになってたんだ...オレ。お前もどっかに行っちまうのか?レイ、オレお前のこと信じてもいいかなぁ?)












紘也くんの事が心配。こんな辛いことまで教えてくれたのに、私...スパイだったなんて紘也くんになんて言えばいいの?