なにを言うともなく私は紘也くんをそっと抱きしめた。







ビクッと紘也くんがふるえる。







私の顔を見てもっと怖そうなものを見るような目つきをした。






「おまえ...誰だよ...」






今の紘也くんの殺気は全然怖くない。








「こっから消えろよ...おまえもアイツと同じ目の色してんだよ...もぅ、やめてくれよ....。」








っ...紘也くん...。なにか、あったんだね...。








とりあえず、私は桜色のカラーコンタクトを外した。





「紘也くん!紘也くん!私だよ?レイだよ!私の目をみて?」







銀色の右目がかがやく。