私が黙っているのを心配して



『凜?どっか打った?』



と不安そうな顔で私を見る



「ん、大丈夫。」



心はダメージ大だけど。



『毎回、キレた俺を止めてくれてありがとうな』



そう言って頭を撫でられた



それが、嬉しいやら恥ずかしいやらで



「ほんと!!迷惑!!」



と何とも可愛くない言葉を発してしまった。



素直じゃないな



本当は…




樺澄がキレてしまっても自分の声だけは聞こえて、言う事を聞いてくれるという事が堪らなく嬉しいクセに。