“戸川~大丈夫かぁ?”



と、二階から聞こえた間抜けな声の主は


自称、樺澄の親友



榛原神流(はいばらかんな)



“彼女さんも大丈夫ー?”



と語尾を延ばす独特の話し方が樺澄は嫌いらしい…てか




「彼女じゃないって何回言えばわかんのよ!!」




樺澄の上に乗ったままそう叫んだ。



“そんな、戸川を襲ってるような体勢で言われても説得力ないですよー”



『神流、いい加減にしろ』



そう言って樺澄が睨むと



怖いーっと言って逃げて行った



ほら、迷惑じゃない…



バカ榛原。