落ちた…



「いた…くない…」



『本当に落ちんな』



下敷きになっている樺澄。



「大丈夫?」



『大丈夫だろ、お前に怪我なくて良かった。』



そう言って笑う男は、さっきの鬼と同一人物



このギャップ…



弱いんです。



紛れもなく、私はコイツが好き。



でも、コイツが私の事を大切にしてくれてるのは…幼なじみだから。



きっと…いつかは、怒った樺澄を止めれる彼女が、私以外に他に現れてしまうんだろう。



そう思うと胸が痛い。