「樺澄ー10秒以内にこの下に来なきゃ、私怪我するかもー」



もちろんハッタリだけれど。



樺澄がダッシュでこっちに走り出した



りんちゃん、危ない!!



そう言って背中を掴まれた



名前も知らないクラスメイトはかなり小柄。




なので、私の体を引っ張れる筈もなく…


掴まれた衝撃でバランスは崩れ



本当に滑り落ちた…



骨折、かな?



落ちながらそう思った。