ずっと、常備薬のように一緒にいた




薬なんて言い方は変だけど、暴れ出した俺を止められる唯一の存在だったから



幼なじみとして傍にいて



でも、物心ついた時から一度も…友達として好きだなんて思った事はなかった。



どんな形でも傍に居たいと思っていたから、臆病になって、なかなか言えなかったけど



『凜、俺の彼女になって下さい。』



「順番違うよね」



と言ってまた赤くなっている



『返事は?』



不安になって聞くと



「はい。」



とハッキリ言った。