珍しいことじゃなかった。飯だってよく食べに行き来したりするし…



でも、今日は…



「親父達いないんだけど…」



『知ってる。旅行でしょ?』



「え?なんで…」



『母さん達も、後で合流する予定で今日の旅行のプラン立ててたって…聞いた。』



どっちの親も………バカじゃねーか!?



『物騒だから、帰って来るまで一緒に居ろって…』



有り得ない…



『あと、』



「まだ、無責任な事を言ってたか?」



『樺澄に…ヤだって思ったわけじゃないよ…』



いきなり核心をつかれて心臓がまた速くなった…