「どうしたの?」



名無しさん



「戸川君が!!暴れてる!!」



「なんで私に言うかな」



「りんちゃんしか止められないじゃない~お願い!!助けて(泣)」



ドア越しから切実に助けを求める声に溜め息をついた。



トイレから出て間もなく、スゴイスピードで私の前を人が数人走り去って行った。



追いかけていたのは…



「樺澄だ…ていうか、喧嘩してるんじゃないの?」



逃げてる男達、うちのクラスの奴じゃなかったけど…



凄い形相だったな。



捕まったら殺される人間を間近で見た気分。