『凜が、ずっと傍に居てくれるならなぁ』



ポツリと零すように樺澄が呟いた



その言葉にボッと火がついたように顔が熱くなった。



「な、なに言ってんのよ!!そんなだから彼女できないのよ!!」



彼女なんて出来て欲しくないクセに



私の口は嘘つきだ。



『そんなんてどんなんだよ。てか、俺を怖がってる女子が大多数を占めるこの学校で女なんかできっかよ。』



そう言いながら私を自分の上から軽々降ろして、ズボンの砂を払っている




樺澄のバーカ



結構モテてるのよ?



アンタ。



気付いてない辺りがなんとも樺澄らしいけれど。