お陰でこいつは少しずつ肩身が狭くなってきてる。 いい気味だわ。 『紗耶』は私の大事な引き立て役。 だけどこいつを陥れるのはもっと大事。 私の仕掛けた罠たちがどんどん尾ひれをつけて回る。 その度にヒステリックに怒る紗耶。 ああ、泣きそうになってたこともあったっけ。 こんな面白いことやめられないわよねぇ。