俺、
菊池 啓裕(きくち けいすけ)。
今はもう高校生、学校に馴染みのある友達は一人しかいないし、
部活もまだ決まっていない。
俺の友達、佐々木 涼(ささきりょう)は、
中学生からの馴染みで、一緒にこの学校に受かった唯一の知り合いだ。
「きっく~、クラス同じで良かったな!5ホームだってよ!」
なんかよくわからないけど、いつの間にか"きっくー"と呼ばれるようになった。
「5ホームって科学コースだろ? 佐々木、生物苦手なんじゃないのか?」
佐々木は少し嫌な顔をしたが、すぐに気を取り戻し、
「同じクラスなんだからいいじゃないか。そんなことよりきっくー、部活どうするんだ?
中学の時はサッカーだったからやっぱりサッカー部なのか?」
と、気を紛らわすように言った。
「いや、この学校のサッカー部は弱いみたいだから却下。今悩み中だな。」
そう言って腕を組みながら教室の中に入っていった。
「え~と、席は~…あった! おーきっくー!隣じゃないか!」
そう言うと、佐々木は俺の背中を何回も叩いた。
「うるさい。もっと落ち着けよ、俺まで変なやつだと思われるだろう。」
テンションが上がる気持ちはわかるが、俺はあくまで冷静でいた。
「そうだ、佐々木は部活何にするか決めたか?」
すると佐々木は速答した。
「卓球部!」
菊池 啓裕(きくち けいすけ)。
今はもう高校生、学校に馴染みのある友達は一人しかいないし、
部活もまだ決まっていない。
俺の友達、佐々木 涼(ささきりょう)は、
中学生からの馴染みで、一緒にこの学校に受かった唯一の知り合いだ。
「きっく~、クラス同じで良かったな!5ホームだってよ!」
なんかよくわからないけど、いつの間にか"きっくー"と呼ばれるようになった。
「5ホームって科学コースだろ? 佐々木、生物苦手なんじゃないのか?」
佐々木は少し嫌な顔をしたが、すぐに気を取り戻し、
「同じクラスなんだからいいじゃないか。そんなことよりきっくー、部活どうするんだ?
中学の時はサッカーだったからやっぱりサッカー部なのか?」
と、気を紛らわすように言った。
「いや、この学校のサッカー部は弱いみたいだから却下。今悩み中だな。」
そう言って腕を組みながら教室の中に入っていった。
「え~と、席は~…あった! おーきっくー!隣じゃないか!」
そう言うと、佐々木は俺の背中を何回も叩いた。
「うるさい。もっと落ち着けよ、俺まで変なやつだと思われるだろう。」
テンションが上がる気持ちはわかるが、俺はあくまで冷静でいた。
「そうだ、佐々木は部活何にするか決めたか?」
すると佐々木は速答した。
「卓球部!」